ソフトテニスの歴史
軟式ボールはドイツ製だった
硬式テニスが生まれたのは、1800年代後半のイギリス。日本に渡ってきたのは、明治になってから。当時、硬式のテニスボールを買うのが大変だったので輸入していました。このため上流階級の人のみテニスができました。その後の1884年頃、誰でもテニスができるように坪井玄道という人が、ドイツ製の輸入品ゴムボール(1/6の金額)でテニスをするということを考え出し、ソフトテニスが誕生しました。
アウトもつないだ試合の形式
最初は、ボールをつなげる楽しみのためにソフトテニスを行っていたようです。試合の勝敗がさほど重要視されていなかったので、アウトもノーバウンドつなぎ、ラリーが100球も続くということがあったそうです。それから10年たった頃、ボレーやスマッシュをする選手が現れ始め、今の前衛・後衛の形ができて、試合も勝敗を重視する形式に変っていきました。
ソフトテニス競技規則の主な改正点(2004年4月1日) |
項目 | 現行 | 改正後 | 備考 | |
1 | ボールのバウンドの高さ | 1.5mから落として65pから80pとする | 1.5mから落としてボールの下端が70pから80pとする | 競13条 |
2 | サービス時のポジションの制限 | レシーブをするプレイヤーのほかは、サイドラインの仮想延長線間でベースラインの後方に位置する | サービスをするプレーヤーのほかは、ポジションの制限は行わない | ファウルの廃止 |
3 | パートナーとのサービスまたはレシーブの順序 | サービス及びレシーブの順序を誤った場合、失ポイント(インターフェア) | 1)サービスの順序を誤った場合、発見した次のポイントから訂正する 第1サービスがフォルトの後に発見された場合、その時点で正しい順序に訂正し、第1サービスから行う それまでのポイントは有効とし、誤りに気付いてもインプレーではプレーを中断しない 中断した場合、その組の失ポイント 2)レシーブの順序を誤った場合、失ポイント(現行と同じ) |
競33条ローテーションチェンジ 競解説13 競30条インターフェア |
4 | ファイナルゲームのサービスまたはレシーブの順序 | 1)1・2ポイント目のサービスをしたプレーヤーが3ポイント目のレシーブを行う 2)1ポイント目のレシーブをしたプレーヤーが3・4ポイント目のサービスを行う |
1)3ポイント目のレシーブはレシーブをする組のいずれかのプレーヤーが行う 2)3・4ポイント目のサービスはサービスをする組のいずれかのプレーヤーが行う 以降のサービス及びレシーブの順序は変えられない |
競32条 競解説12 |
5 | 身体上の支障によるタイム | 同一人・同一マッチ1回限りで5分以内とし、特別事情でレフェリーと協議し5分の延長を認める | 同一人・同一マッチ2回以内で1回につき5分以内とする | 競37条 |
6 | 異議の申立て | アンパイヤーの判定が明らかに誤りであると認められる場合は、異議の申立てができる | 異議の申立てを認めない ただし質問することはできるが、再判定に対する質問は異議の申立てとみなす(警告) | 競40条、審14条 |
7 | 罰則 | 警告3回で、組またはチームの失格 | 警告1・2回は注意(イエローカード)、3回目でレフェリーと協議し失格(レッドカード)とする | 競41・42条、審20・21条 |
8 | 棄権、失格 | 1)棄権:参加申込して不参加、身体支障競技不能 2)失格または相手方の勝ち:大会要項違反、出場通告の不出場、裁定に従わない、身体故障の許容時間オーバー、警告3回、団体戦でオーダー順に出場しない |
1)棄権:参加申込して不参加、特別理由で競技責任者が認めた場合、身体支障の許容時間オーバー、リーグ戦で競技ができないマッチ 2)失格:大会要項違反、出場通告の不出場、団体戦でオーダー順に出場しない、警告3回 |
競39条、審18条 競42条、審21条 |
9 | 勝者と順位の決定 | 1)トーナメント戦:試合出場不可の場合、その試合は零敗とし相手の勝ちとなる ただし身体故障の場合、その試合で得たポイント・ゲームは有効 2)リーグ戦:途中出場不可能の場合、最初にさかのぼって零敗とする ただし身体故障の場合、途中出場不可能でも最後の試合に出場した場合は、そのリーグ戦で得たマッチ・ゲーム・ポイントは有効 |
1)棄権:それまでに得たマッチ・ゲーム・ポイントは有効「リタイヤメント」→R 2)失格:大会の最初にさかのぼって失格、順位は空位「ディスクオリフィケイション」→D |
競39条、審18条 運11・12・15条 競42条、審21条 運13・15条 |
10 | 用語の意義等 | 別表1)用語の意義、別表2)審判用語の意義、別表3)カウントコール の3種類 | 別表1)用語の意義、別表2)判定・カウントコール の2種類 | 整理統合 |
11 | シングルス | 1)ネットの高さ:1.06m 2)コート:4分割 |
1)ネットの高さ:1.07m 2)コート:サービスサイドラインの延長線間 |
ダブルスと同じ高さ 硬式テニスと同じ |
12 | 採点票 | シングルス・ダブルス別々の用紙 | シングルス・ダブルス兼用とし、対戦両者の○×を記入、警告・タイム欄を設定 | |
13 | ルールブック全体 | 『競技規則』国際・日本競技規則、審判の要領、大会運営の要領 | 『ハンドブック』競技規則、審判規則、大会運営規則 | 日本ルールの削除 要領の規則化 |
レッスンT:『いい音』を出すために
ボールが当たった瞬間に『いい音』を出すためには、正しいフォームが必要です。いろいろな要素が揃って初めて「いい音」が出るのですが、ここでは@インパクト時の面と力の入れ方A右ひじの位置と角度B右わきの空き具合Cテークバックの位置Dフォロースルーについて説明します。
●練習方法 | ●練習のねらい |
ア.選手は右わきにボールを1個はさんで待球姿勢をとる。 イ.コースはストレート展開とし、選手の周囲に障害物を置く。 ウ.補助者は選手がアンダーで打てるように、右斜め前方から低 いトスをする。 エ.選手はわきにはさんだボールが落ちないように、また障害物 に当たらないようにノーバウンドで打球し、打球音を確かめる オ.『いい音』が出るようになったら、左の手のひらをひじに あて(ひじは下を向く)、上記の方法で同様に練習する |
ア.わきにボールをはさむことにより、右ひじが下向きで固定し わきが開かない(右腕が伸びない)。 イ.障害物を置くことで、自然とテークバック時のラケット先端部 分が下を向き、ひざを使ってのアンダーストロークになり、フォ ロースルーが押し出す感じになる。 ウ.ノーバウンドで打球することにより、インパクト時に力を集中 するようになる。 |
レッスンU:セカンドサービスのクリニック
なやみ | アドバイス | クリニック |
1.ネットを越えない | ・インパクトの力が弱い ・トスが低い |
◎ラケットの振りを斜め上の方に |
2.左右にボールが飛ぶ | ・インパクト時のラケット面が フラットになっていない |
◎最初の構えのときにラケット面を 垂直に上げ、打球する。 |
3.トスが上手に上がらない | ・腕や指を使いすぎる ・上半身が動く |
◎最初の構えのときに、トスを上げ たい方向に目線を置く |
4.ボールが飛びすぎる | ・ラケットを握りすぎる ・全体の動作が大きい |
◎目の前にラケットを置き、押し出 す感じで打球。 |
初心者に良く見られる風景 | クリニック |
@構えるときに左手とラケットが下にある。 | ●ラケットと左手をあげて構える。 |
Aトスを上げるのと同時にひざを曲げ、身体全 体が上へ移動。 |
●左足つま先を上げ、トス(イチ)が終わってから両膝を曲げ(ニ) て打球。 |
Bトスが前後左右(特に右肩斜め上方)に上がり、 トスの場所が一定しない。 |
●トスをしたあとに指が下に向く状態を作る。 |
Cラケットを後ろに引き、打球後ラケットを 振り下ろす。 |
●目の前に障害物を置き、ラケットを下に振り下ろせないように する。 |
Dインパクト時のラケット面がフラットにな らず、左に切れる。 |
●構えの時点でフラット面にし、上方に押し出すようにして打球。 |
※実践のクリニックは、コート上で監督やコーチにきいてくださいね!
このページは、藤岡市小野小を中心とした藤岡小野ジュニアソフトテニスクラブのホームページです。近隣の市町村に住んでいてソフトテニスをしてみたいジュニアは、遠慮無くホームの無料掲示板で問い合わせてください。待ってまーす!!!